うなぎせいろ蒸し
蓋を取ると器一面に敷き詰められた鰻。まずは目でその美味しさを楽しみます(^^)
このせいろ蒸しを食べたのは柳川で5代続く老舗の原田です。
柳川中心部には若松屋や本吉屋など有名店があり観光客で賑わっていますが、こちらのお店は中心部から5kmほど離れた場所にあります。なので観光客は少ないですが、地元の人が訪れる人気店で、昨日も開店と同時に入店しましたがすぐに満席になりました。
注文したせいろ蒸しにはうざくが付いていました。
このうざくがですね、これまで食べた中で一番ではないでしょうか。焼き立てのうなぎを使っているから香ばしさが生きていて、それが酢の物とうまく調和しているのです。できればこれを肴にお酒を飲みたかったなぁ。
原田の鰻は厳選された国産のもので、野菜や米は地元でとれたものが使われています。
そんな材料で作られたせいろ蒸し、美味しいのは間違いなですが、それに味のアクセントを加えるのが山椒。
一般的なうなぎ屋さんだと粉山椒が容器に入っているか、どうかすると袋詰めを提供する店もありますが、ここは必要な量をその場で挽くのです。これがいい!
山椒の新鮮な香りがほのかに漂い、挽きたてだから雑味がない。鰻の味を殺さないのです。
そんな山椒をかけていただきます。
どうですこの上品な照り。
この照りをかもしだしているのが、創業以来から変えていない醤油で作る秘伝のタレ。その秘伝のタレがたっぷりと塗られているのが、焼きにこだわった国産鰻です。
焼き方は先祖代々伝わる方法を継承し、うなぎの旨味を逃さず中に閉じ込め肉厚にふっくらと焼き上げているそうです。その妥協しない「焼き」へのこだわりは現在の5代目までにも伝わっているとのこと。美味しいはずです。
いやぁ、若松屋や本吉屋でもせいろ蒸しは美味しいと食べましたが、この店のはそれ以上かも。さすが地元の人が美味しいというだけありますね。
20時までの営業だそうですが、仕入れは本日分のみということで無くなり次第 で閉店となることがあるそうです。
また11時の開店と同時に入店を目指して訪問したいと思います。
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