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昨年6月30日に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産に登録が決定された崎津集落(さきつしゅうらく)。世界遺産に登録される前も「国選定 文化的重要漁村景観」に指定されていましたが、観光客はほとんど訪れない場所でした。

さきつ (3)

﨑津集落は熊本県天草市河浦町﨑津一帯の総称で、羊角湾という海に面した潜伏キリシタンの里として知られ、司馬遼太郎『街道をゆく』の「島原半島、天草の諸道」でも紹介されています。
でも世界遺産に登録する前は本当に閑散としていて、そこがまた「潜伏キリシタンの里」の味わいがありました。

集落の景観の特徴が「トーヤ」と「カケ」と呼ばれるもの。

さきつ (5)

さきつ (6)

密集した家屋の間をすり抜ける幅1m弱の「トーヤ」という細い小路は狭い漁村の土地を有効活用するためのもの。そしてもうひとつが「カケ」。海に突き出た5m四方のテラスで、船の係留や漁具の手入れ・干物干しなどに使われています。
トーヤを抜けると海やカケに出るのです。

こういう土地で禁教の時代、キリスト教を先祖代々受けつい来たのです。
その「潜伏キリシタンの里」が認められ世界遺産になり、それと同時に集落の整備がすすみました。

さきつ (1)

ガイダンスセンターです。以前は駐車場でした(停める人がいない)が、今は大型バスや観光客の車が停まっています。
そして集落の中にも新しい建物が。

さきつ (2)

さきつ (7)

上は昭和11年に建てられた旅館「みなと屋」を改修してできた資料館です。世界遺産登録を見越して平成28年(2016)8月1日にオープンしました。人通りはないように見えます(人が写らないように撮影)が、館内はごった返していました。
下はみなと屋の付属施設である「 つどい処まつだ 」です。新しい建物で室内では写真などが展示されています。

前回訪れたのは2016年6月だったと思うけど、当時熊本地震のあとということもあってか観光客は皆無でした。それ以前も訪れたことはあるけど同じように閑散とした集落でしたが、恐るべし「世界遺産登録」ですね。

そして教会。

さきつ (8)

かつて絵踏みが行われた庄屋宅跡に建てられた崎津教会です。住民が絵踏みをしていた場所に祭壇があります。集落が世界遺産に登録される前、ミサなどがないときは自由に出入りできましたが、今は予約制になっています。観光客が増えたからなのでしょうか?

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」で教会が指定を受けているのは長崎の大浦天主堂だけです。TV番組などで天草や長崎の島などにある天主堂を紹介するから多くの人が勘違いしていますが、大浦天主堂以外は禁教がとけた後に建てられているので「潜伏キリシタン」には関連しないのです。
背後の海に溶け込み「海の天主堂」とも呼ばれている崎津天主堂。予約なしでも内部を見せてもいいんじゃないかなと思います。

そして崎津といえば名物「杉ようかん」。以前は店の人とゆっくりお茶を飲みながら食べることが出来ましたが、なんと今回は売り切れで手に入れることが出来ませんでした(>_<)
やはり恐るべし世界遺産。でもこれで地元の人が少しでも潤えばいいですね。
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Comments 2

tugumi365  

昨年「消された信仰」広野真嗣著を読んでいたので 興味深く拝見しました。
本の内容は隠れキリシタンのいる生月島のお話でした。
崎津集落も一時的な観光に終わらないようにと願っていますし
信仰の場所だと思って訪ねて欲しいです。

2019/04/01 (Mon) 11:06 | EDIT | REPLY |   
BB  
tugumi365さんへ

こんばんは。
生月島、平戸島の先にある島ですね。ここは16世紀末にはほとんどの島民がキリシタンになったと聞いています。そして禁教が解けた後もカトリック教会には所属しないで先祖から受け継がれた「キリシタン」を守り続けている「カクレキリシタン」の島ですね。
「カクレキリシタン」「潜伏キリシタン」などいろいろありますが、禁教時代の弾圧に耐えてきたのは間違いないようです。
崎津集落にしても生月島にしても城下から遠く離れていたから守られてきたのでしょう。

2019/04/01 (Mon) 20:38 | EDIT | REPLY |   

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