宇佐神宮にお坊さん??
日本全国におよそ11万の神社があるそうですが、そのうちの約4万6千社が八幡様と呼ばれる神社で、宇佐神宮はその八幡様の総本宮です。
1500年以上の歴史がある神社で、宇佐神宮境内は史跡になっています。
広い参道を歩き手水舎を過ぎると階段を上って拝殿へ向かいます。
鳥居の奥の宇佐神宮の景観を象徴する西大門を通ると南中楼門が見えます。
この楼門の奥にある御殿が国宝に指定されているのです。
御殿は一之御殿、二之御殿、三之御殿があり、二之御殿は731年(天平3年)に、三之御殿は823年(弘仁14年)にそれぞれ神託によってり建立されました。
歴史がありますね~。
こちらは上宮で、参拝後は下宮に参拝するのを忘れてはいけません。
両方お参りしないと「片参り」になってしまいます。
宇佐神宮は当時すごい力を持っていて、東大寺の大仏建立にかかわったり、勅使・和気清麻呂(わけのきよまろ)に国のあり方を説く神教を賜ったこともあります。
その力を持っていたゆえに奈良時代、大事件が起こります。
道鏡(どうきょう)事件です。
道鏡は超能力を駆使し、当時の天皇の病気を治したりして出世していきます。
そして宇佐神宮が「道鏡を皇位につけよ」とお告げをするのです。
影響力があった宇佐神宮がそんなことを言うからさあ大変。
この続きは長くなるので割愛します(^^;
大仏の建立、道教事件、そう、宇佐神宮は神社なのに仏教ともかかわっていたのです。
さらに言うと、大分県の国東半島に広がるお寺の境内には宇佐神宮の神様を祀った神社があるのです。
神仏習合なんです。
おもしろいですね。
先日宇佐神宮に参拝した時に鎌倉時代より前から存在する呉橋のほうに歩いていたら、なんとお坊さんの姿を発見。
神宮境内にお坊さん。
ちょっと違和感があったけど、やはりここは神仏習合の地、お坊さんも神様も仲良くしているんです(^^)
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