北里柴三郎記念館

北里柴三郎って知っていますか?
世界で初めて破傷風菌の純粋培養に成功し、破傷風の血清療法を開発した熊本県南小国出身の医学者です。

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昨年、日本人で3人目となるノーベル医学生理学賞を受賞した大村智博士が長く仕事をしてきた北里研究所と北里大学は、北里柴三郎に由来します。
その北里柴三郎は「日本の細菌学の父」と呼ばれ、ジフテリア菌の研究で第1回ノーベル医学生理学賞の候補だったんですが、同じくジフテリア菌の研究論文を単独で出していたベーリング博士が受賞し、受賞を逃しました。
当時のノーベル賞は共同受賞というのがなく、現在のように共同で受賞が出来ていれば北里柴三郎は第1回ノーベル医学生理学賞を受賞できていたのです。

それから約1世紀、北里柴三郎が受賞できなかったノーベル賞を北里由来の研究所にいた大村さんが受賞したことは、天国の北里も喜んでいることでしょう。

北里は熊本県阿蘇郡小国町北里で産まれ育ち、最初は武士になるために約60kmの道のりを歩いて、それも1日で熊本城まで行ったそうです。
でも武士の時代が終わったため、両親の勧めで熊本医学校に入学するのですが、医学には全く興味が無く軍人か政治家になることを夢見ていました。
そのため、学校では医学よりも語学を一生懸命勉強し、医学教師マンスフェルトの通訳も出来るようになったそうです。
そのマンスフェルトが柴三郎の非凡さを見抜き、医学をすることを強く勧めその結果東京医学校へ進んで研究に励み、ドイツ留学中に破傷風菌を発見するという偉業を遂げたのです。

その北里博士が私財を投じて故郷の熊本県小国町北里に建てたのが北里文庫です。

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この文庫の当時の蔵書は熊本県立図書館に次ぐものだったそうで、現在は北里博士を知る資料館になっています。

同じ敷地内に、柴三郎の旧宅や柴三郎が建てた貴賓館があり見学することが出来ます。

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旧宅
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貴賓館

貴賓館の二階には北里夫人と子供達が涌蓋山(わいたさん)を望んでいる写真があり、それと同じ情景を体験することが出来ます。

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実はこの資料館は、一昨年も訪問しているのですがその時に僕が見学中に来場した人はいませんでした。しかし、今回は何組か見学者があり、これは大村さんがノーベル賞を獲った影響でしょう、たぶん。

でもまだまだ、熊本県の偉人である北里柴三郎を知らないという人が多いことがとても残念です。
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[ 2016/01/14 06:51 ] 未分類 | TB(0) | CM(4)
こんにちは。

薬剤師はみんな北里先生の業績を知っています。
微生物は必須科目だし、北里大学の薬学部は名門です。

でも熊本出身ってことは知りませんでした。
教えてくださって、ありがとうございました(^^)/
[ 2016/01/14 14:22 ] [ 編集 ]
知ってますよ~(^^)
子供の受験関連でね(^_-)

熊本の方なんですね

[ 2016/01/14 14:48 ] [ 編集 ]
UPさんへ
こんにちは。

野口英世が有名なのに北里柴三郎がそうでもないのが残念です。
でも知る人ぞ知る博士ですね(^^)
コメントありがとうございます。
[ 2016/01/14 17:51 ] [ 編集 ]
みかんさんへ
こんにちは。
受験に出るんですね(^^)
熊本の誇りです!
[ 2016/01/14 17:51 ] [ 編集 ]
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