小鹿田焼の里

大分県日田市の北部の山あいにあるのが、「小鹿田焼の里(おんたやきのさと)」です。

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「小鹿田焼」は、小鹿田の近くにある福岡県の小石原焼の陶工、柳瀬三右衛門と、彼を招いた黒木十兵衛によって始められたそうです。

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トビカンナ、刷毛目、櫛目などの小鹿田焼の技法には小石原焼と共通するものがあります。
ちなみに「トビカンナ」って難しいんですよね。
以前旅番組でナビゲーターが挑戦していましたが、全くダメでした。


小鹿田焼は、その陶芸技法が1995年(平成7年)に国の重要無形文化財に指定され、2008年3月には地区全体(約14ヘクタール)が「小鹿田焼の里」の名称で重要文化的景観として選定されました。

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ここの窯元は代々長子相続で技術を伝え、弟子を取らなかったため、開窯以来の伝統的な技法が受け継がれています。
これが重要無形文化財に指定された大きな理由となったそうです。

現在は10軒のうち5軒が共同窯で、5軒が個人窯として運営されているそうですが、それらは全て「小鹿田焼」という共有のブランドであり、個人の名前を器に入れることはありません。
作品に個人名を入れることを慎むなことで、小鹿田焼の品質やイメージを守る取り組みを行っているのです。

登り窯が集落にはいくつかあります。
「小鹿田焼」は、薪を使って登り窯で焼くという昔ながらの技法で焼かれているのです。

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窯元の庭では、沢山の器が並べられていました。
そして、ある窯元の塀には小鹿田焼が埋め込まれていました。

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この小鹿田焼の里を訪れて車から降りると、「コン、コン、コン」と集落に音が響き渡っていました。
少し歩くとその音の出所が分かりました。

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唐臼(からうす)です。

集落を流れる川の水を利用し唐臼で土を砕いているのです。
この音は「日本の音風景100選」に選ばれるそうですが、静かな集落に響き渡るその音は、なんともいえない素晴らしいものです。

コン、コン、コンと音を聴きながら無形文化財の焼き物を見て歩くのもいいですね。
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[ 2015/07/24 06:25 ] 旅行 | TB(0) | CM(0)
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