くじら資料館とくじら墓

山口県長門市にある青海島を訪れたときに、「くじら資料館」がありました。

この資料館は、平成5年(1993)に建設され、江戸時代から明治時代にかけての捕鯨用具などが展示されていて、そのうち140点が国の指定重要有形民俗文化財に指定されています。

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資料展示は2階の1フロアーのみで、日本一小さい資料館です。

その資料館の近くに「くじら墓」の入り口がありました。

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ここから小さな路地のような坂を上がると墓があります。

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このくじら墓には、江戸期から明治時代頃までの約200年間に捕獲した母くじらの胎内にいた鯨の胎児が埋葬されているそうです。

説明版に次のように書かれています

「われわれの目的はおまえたち胎児をとることではなく、むしろ海中に逃がしてやりたいのだ。しかしおまえ独りを海へ放ってやっても、とても生き得ないだろう。どうか憐れな子供よ念仏回向の功徳を受け、諸行無常の悟りを開いてくれるように。」
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資料館のある通浦(かよいうら)では江戸時代から明治にかけて捕鯨がとても盛んだったそうですが、その当時の捕鯨はとても危険で300人くらいの漁民が協力し合って捕鯨をしていました。
だから、1頭 でも捕れた時は、港は大賑わいで、鯨の肉を皆で分け合ったそうです。

しかし捕獲した鯨の中には妊娠している鯨もいて、その死んだ母鯨から取り出された胎児は、人間の胎児を連想させ、捕獲した者の罪の深さを感じないではいられなかったのでしょう。

墓の近くにある向岸寺では毎年法要が営まれているという話です。

ここを訪れて、海と鯨に感謝してきた人たちの思いを感じることが出来ます。

今は、捕鯨は制限されていますが、捕鯨反対を訴えている国の一部は昔、鯨油をとるためだけに大量の鯨を殺していました。
しかし日本は昔から、鯨のヒゲさへも活用し捨てるところはないといわれるくらい活用しています。
だからどんどん鯨をとってもいいというのではなく、鯨と共存し、牛肉と同じように貴重な蛋白源として、そして日本の伝統料理として残すためにもある程度の捕鯨は許可してほしいと思います。

鯨の胎児のことは悲しい話ですが、それを人間と同じように供養するという発想は、鯨油だけをとるためだけに鯨を乱獲していた、現在捕鯨反対を訴えている国にはないでしょうね。
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[ 2015/04/08 07:05 ] 未分類 | TB(0) | CM(2)
No title
クジラの肉を食べるのは 日本だけなんでしょうか?
先日 TVで 日本のある地域が 今でも、イルカを食用にしている事についても 問題になっていました。

私が子供のころは 給食にクジラの竜田揚げがよく出てました
当時は 固くてしょっぱくて・・・ 好きじゃなかったですけど(-_-;)


[ 2015/04/08 16:47 ] [ 編集 ]
Re: No title
ノルウェーも鯨料理はあります。
イルカを食用としているのも日本の文化です。
もともと鯨油を採りすぎて鯨が減ったから規制したのに、最近は感情論で反対していますよね。
美味しい鯨肉が食べたいです。  固くてしょっぱくない竜田揚げとか。
[ 2015/04/08 17:40 ] [ 編集 ]
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