柱に刀傷がある部屋に泊まった人吉温泉「芳野旅館」
そのうちの一つ「芳野旅館」に泊まってみました。
明治42年創業というから100年の歴史がある老舗旅館で、沢山の文人や要人に愛された旅館です。
部屋の中には、司馬遼太郎が宿泊した部屋や有名な画家が使用した部屋などがあり、どの部屋も古く趣のあるものです。
そして案内された部屋はなんと刀傷がある部屋。
昔、政治家の談合で使用されていた部屋だそうです。
刀で切りつけるような激しい話し合いが行なわれたんでしょうね。
壁には実際に使用されていた水車の一部がはめ込まれています。
穴は、羽板などを取り付けるためのものだったんでしょうね。
料亭として営業を開始したから各部屋に趣向を凝らしています。
中には「両床造りの部屋」があり、身分の上下を作らないように両方に床の間がある部屋もあるようで、有名な画家や作家、相撲取りがよく利用したとか。
ところでこの旅館は風水を取り入れて建てられているそうです。
最初の写真にある玄関を見て何か気付きませんか?
旅館を出て振り返り、玄関の不思議に気付いた人は幸運が舞い込むとか(^^)
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